『看板に偽りあり?』
(宝石日誌第190回(2023年7月 25日)より)
5月の「浅草石フリマ」で、ロードナイトを一石買いました。
それほど有名ではありませんが、温かみがあって嫌味のない赤が魅力的な石です。
モース硬度は5.5と宝石としては軟らかく、衝撃によって割れやすい「劈開性」もあります。
(ロードナイトの記事はこちら:http://gemlover.han-be.com/Gem/071_01_Rhodenite.htm)
さらに直射日光に弱いこともあって、なかなか取扱いに注意が必要なのですが、少しずつ人気が広がっているようです。昨年秋の「日本ジュエリーフェア」のセミナーでも、講師が「次に来る石」の候補の一つとして挙げていました。
ロードナイトの大半は不透明で、透明度の高い宝石品質のものはそこそこ値がはります。
それがこの日は、初めて見かけた宝石商のブースで、透明なロードナイトのルースが平積みになっていました。
値段もロードナイトにしてはかなり安かったので、指輪にでもしようかと考えてルースを一つ買いました。
この石をいよいよハンドメイドで加工しようと思って取り出してみたのですが・・はて?
どうもこの石、ロードナイトにしては赤が強過ぎ、輝きがあり過ぎ、透明感があり過ぎるような気がします。
もしかするとこれはロードナイトではなく、それよりずっと硬度の高い「あの石」ではないか、という気がしてきました。
石の鑑別は簡単ではありませんが、硬度については、大雑把でよければ簡単に検証することができます。
今回私は、石のコレクションの中から、プレーナイト(ぶどう石)を取り出しました。

プレーナイトもそれほど硬い鉱物ではありませんが、モース硬度は6あります。
ロードナイトより硬度が高いので、ロードナイトでは傷つけることはできません。
2つの石を机の上に出し、プレーナイトの裏側の目立たないところに、ロードナイトの尖った面を押し当てました。
引っ掻いて、それで傷がつくようであれば、この石はロードナイトではありません。
すー・・、薄く白い筋が残りました。
はい確定。
あとは見た目からの推測ですが、おそらくこの石は「ロードライトガーネット」だろうと思います。
(ガーネットの記事はこちら:
gemlover.han-be.com/Gem/039_01_Other
garnet.htm)
多分お店の人が書き間違えたのでしょう。
似てますもんね。まあちょっとがっかりですが。
代わりに今日は一つ、小さなエメラルドのルースを指輪にしました。

強めのライトを当てると、色むらや内部のクラックがわかりますが、エメラルドだったらこんなものでしょう。

サイズ的に、他の指輪と重ね付けにするのに向いていそうです。
重ね付けの例として、試しに、先日作ったモアッサナイトを主石の下に隠してセッティングした「なんちゃってパライバトルマリン」に、小さなダイヤモンドの指輪2つを重ね付けしてみました。

案外華やかな雰囲気になります。
石の活かし方も色々ありそうだなと思いました。
【キャンプ飯】
パスタを茹でるだけのことですが、メスティン(飯盒)を使って、アルコールバーナーで熱しました。
秋が来てキャンプのシーズンになるまで、とりあえず自宅でキャンプ飯の練習だけはしておこうと思います。

なお、今回のパスタは、茹で加減を失敗しました。まだまだ学ぶことが多そうです。
【散歩とか】
また朝から暑くなってきました。
散歩に行く前からリビングにクーラーをかけました。

もし冷房が無くなったら、一夏越えられる自信がありません。エネルギー問題も切実に心配になってきます。