『ロードナイト』
(宝石日誌第26回 (2022年9月24日)より)
2022年12月22日:加筆
ロードナイトは、半透明から不透明で、ピンクからローズレッドの色合いの宝石です。半透明のものがよくアクセサリー等に使われ、一般的にはカジュアルな印象があります。

和名は雅やかな「薔薇輝石」、マンガンの珪酸塩鉱物です。
モース硬度は5.5とそれほど硬くなく、衝撃によって割れやすい劈開性があります。
表面には玻璃(ガラス)光沢があります。また、二酸化マンガンが浸潤することによって、地色に木の枝や葉脈のような特徴的な黒い模様が入ったものが多く見られます。
大半の鉱石は不透明ですが、まれに透明度の高い宝石品質のものが産出されることもあります。
これらは、ピンクの鮮やかな宝石として好まれます。販売にあたって、通常の半透明のものとの違いをはっきりさせるために「インペリアルロードナイト」と名札をつける場合もあるようです。
多くは普段使いのカジュアルジュエリーに使われるものと思われますが、柔らかく衝撃に弱いことのほか、マンガンを多く含むことから紫外線に弱いとされており、
長時間日光にさらすことは避けた方が無難です。
○2022年12月22日 追記
ロードナイトの透明度高めのものを最近入手しました。

(ペンダントトップに仮留めしたときの写真です)
透明度が高いと言っても、インクルージョンも多く、すっきりクリアとは言えませんが、温かく嫌味のないピンクは魅力的です。
国際宝飾展のセミナーで、宝石商のカピル氏が「次に来る宝石」として挙げていたのも頷けます。
通常はカジュアル使いされているものの、透明度が高いものにカットを施すと見違える石としては、ロードクロサイト(インカローズ)も思い当たります。
軟らかく、日光に弱いといった特徴も似ています。
同じピンク系ですが、色合いはロードナイトの方が濃い印象です。
ピンクの宝石としては、モルガナイト、ピンクトパーズ、ピンクトルマリンや、パパラチャを含むピンクサファイアが思い浮かびます。
ロードナイトやロードクロサイトは、それらに比べると取扱いには注意が必要なものの、個性的で、魅力の点では負けていないと思います。
【本日のお散歩】
台風15号の影響で明け方まで断続的に強い雨が降っていました。
早朝に少し雨が止んだので、ルビーを連れて外に出ました。

ほどなくまた雨が降ってきたので、傘をさし、散歩を切り上げて帰ってきました。
いいタイミングでした。