(トップページへ 戻る

『デザイン相談 LIVEデモ』に参加しました!

(宝石日誌第173回(202361日)より)


6
1() の夜に、デザイン工房AmES(アメズ)さんの主催する、第3回『デザイン相談 LIVEデモンストレーション』(Zoomオンライン開催)に参加しました。

https://twitter.com/amechannel1/status/1662974273785561090?s=46&t=o2eYRs_jzs845Lc0be_BJA

 

オンラインで、実際のデザイン相談のリアルな現場を見学でき、疑問に思ったことなどあればどしどし質問もできるという企画です。

Zoomを使うのがしばらくぶりで、自宅PCからの接続がうまくいかず、最初しばらくあたふたしました。

 

当日の参加者は十数名でした。

今回の主役は、直前にAmE'Sさんにオーダーメイドジュエリーを注文した「ハスカナさん」です。

 

ハスカナさんが、AmE'S代表の雨宮さんと、デザイナーの矢島さんのお二人に、「推しジュエリー」のオーダーメイドの相談した様子を再現します。
私たち他の視聴者は、その場に立ち会っているような雰囲気で、実際の相談がどのように進むか、LIVEデモを通じて知ることができます。

 

ハスカナさんがオーダーしたのは、自分の好きな架空のキャラクターのイメージを、宝石と貴金属を組み合わせて表現する「推しジュエリー」です。

 

オーダーする前に、ミネラルマルシェなどで推しキャラのイメージに合った石を探されたそうです。

メインの石として選ばれたのは、とても稀少な、冴えた薄青のジェレメジェバイト(エレメーエファイト)でした。

(参考:ジェレメジェバイト 
http://gemlover.han-be.com/Gem/888_01_Jeremejevite.htm

合わせるメレサイズの石も、ブルーダイヤモンドやパライバトルマリンなど、控えめながら存在感の強い面子です。

 

LIVEデモが始まると、まずハスカナさんが、モチーフとなるご自身の「推しキャラ」について、姿や人となり、身なりなどを説明されます。
(事前案内で「誰もが知っている”あのRPG”の世界観」とあって、私は「D」かなと秘かに予想していたのですが、「F」の方のキャラでした。)

 

キャラの印象がつかめてきたところで、「推しジュエリー」のデザインイメージの話に移ります。

ハスカナさんはこれらの説明のために、何と12枚もの資料を作って来られました。尋常でない推しへの情熱が感じ取れます。

 

具体的なジュエリーの話になると、デザイナーの矢島さんとのやり取りが中心になります。

推しキャラの雰囲気に合わせて、台座の材質はプラチナにし、アクセントに18金を使うこと、強い鳥が雛を守るときの閉じた翼のイメージをベースにすること、推しキャラの慎ましく優しい人柄を考えて装飾は控えめにしたいこと、などなど・・。

 

これを受けて矢島さんがラフスケッチを描いて、イメージを形にしていきます。

 

ある程度イメージが固まったところで、ラフスケッチを具体的なデザイン案としてまとめることになります。

これには少々時間がかかるので、矢島さんが舞台裏でデザイン案を練っている間に、これまでAmE'Sさんが受注した「推しジュエリー」の事例を、矢島さんが参加者に紹介してくださいました。


とある歌手のコンサートでのドレス姿を表したブローチや、あるミュージシャンが長く使っている楽器の形に組み上げたペンダント。

ゲームキャラ(人間以外)をイメージしたイヤーカフや、某100億円の漢が闘志を燃やす姿を抽象化した指輪など。

 

 

去年の夏、別のAmESさんの企画で参加者の方に、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡をイメージしたジュエリーを見せていただきました。独自の雰囲気があって強い印象を受けましたが、あれも推しジュエリーの一つですね。

(ご参考:「推しと向き合う会」報告
http://gemlover.han-be.com/Event/E20221017.htm

 

いろんな人たちが「推し」に傾ける情熱と、それを表現するジュエリーデザインの多彩さが心に残りました。

 

そしていよいよ終盤にさしかかり、ハスカナさんの推しジュエリーのデザイン案のお披露目です。

 

こんな風に形にできるんだという驚きと、スケッチの段階でもにじみ出る流麗な仕上がりへの感動。実に印象的なジュエリーデザインでした。

 

この世でただ一つの自分のためだけの創造物を所有することの満足感が思い浮かびます。
推しジュエリーを持つことで、現実社会に立ち向かう力をもらうことができますと、そんなこともおっしゃっていて、その気持ちもよくわかります。

 

LIVEは個人情報と意匠権のかたまりでしたので、写真でご紹介できないのが残念ですが、楽しくワクワクして、ためにもなる、充実した時間でした。

 

最後に代表の雨宮さんのおっしゃった「推しジュエリーを作るために必要な二つのこと」をお伝えしたいと思います。

 

1.使用したい石

2.推しに対する熱い想い

 

1.は、石が決まらないとデザインは描けないからとのことですが、石の手配をAmESさんにお願いする場合は不要とのことです。
特に大事なのは2.の方だとのことでした。

 

推しジュエリーにご興味を持たれた方は、一度AmESさんの扉を叩かれるとよいと思います。

https://design-kobo.tokyo/

 

 

 

 

【散歩】

この日は在宅勤務だったので、朝夕の両方ともルビーと散歩に行けました。

 

最近のルビーは、朝たっぷり散歩すると夕方はパス、ということも多いのですが、2回とも積極的に外に出たがりました。

 

これから週末にかけて天候が荒れるようなので、行けるうちに散歩に行けてよかったです。

近くの公園では、アメリカデイゴの花が満開でした。細い花は交配種のサンゴシトウの特徴のようです。

 

印象的な、黒く見えるほどの真紅の花です。宝石でいうとガーネットの色味に近いでしょうか。


(ロードライト・ガーネット)

ガーネットの赤は結晶の内包物(インクルージョン)によるものですが、この花の真紅は、いわゆる黒薔薇と同じように、濃い赤の花弁が、花弁表面の構造の特徴によってさらに深みを増したもののようです。

 

黒薔薇などの場合、花弁の表皮細胞が通常より垂直に細長く、光が当たったときに表皮細胞の影ができるため、赤色が深みを帯びて黒っぽく見えます。

(黒バラの名花 パパ・メイヤン)

こういった花は、花弁にビロードのような手触りがあります。サンゴシトウも触るとビロードっぽい感触です。


このような発色はやはり生物ならではで、鉱物には出せない風合いだと感じます。