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『推しと向き合う会』

(宝石日誌番外編(20221017日)より)

ジュエリーショップ  デザイン工房AmESさん主催の、顧客との交流イベント「推しと向き合う会」に参加しましたので、その模様を簡単にご報告します。

 

【推しと向き合う会】

昼過ぎからのイベントで、時間どおりに都内のAmESさんのオフィスに着くと、既に10名くらいのお客さまが来られていました。
大きめのテーブルを囲んで、座談会・討論形式での会が始まりました。

テーマは大きく3つです。

1.ジュエリー職人さんのお話
2.新しいジュエリー案の討論
3.ジュエリー作成の実演

写真と併せて、順にご説明します。

 

1.ジュエリー職人さんのお話

はじめに、ジュエリー職人山口さんのお話を聞きました。

AmESさんがいつも頼んでいる職人さんで、先日当方からお願いした祖母の形見の指輪のリフォームや、妹のネックレス作成も、山口さんが加工してくれたようです。

 

山口さんは、第二次世界大戦後、まだ高度成長を迎える前の東京で、「手に職をつけたい」と考え、興味のあった宝飾加工職人としての道を歩み始められたとのことです。

 

職人として大事にしていることは、「お客さまのイメージする形を100%実現すること」だそうです。

デザイン画と向き合い、ジュエリーを三次元で形にする作業の間、どんなに細かいこともおろそかにせず、最高の完成度に向けて作業を進めます。

デザイナーとはある意味二人三脚で、形になったジュエリーはデザイナーの確認を経た上で、必要があれば微修正などを行った上で完成となります。

 

 

この仕事を始めた当時は、ジュエリー加工手法はもっぱら「彫金」でした。

屋内, 写真, 古い, 小さい が含まれている画像

自動的に生成された説明建物, 座る, ドア, 小さい が含まれている画像

自動的に生成された説明

例えば指輪の場合、地金を細い板状に延ばすことから始まります。板をリングの形にして、金属に細かい加工を行っていきます。

宝石を留める石座の加工や爪の留め付けも地金に直接行います。

 
1960
年代に入って、鋳造加工用のワックスが導入されてからは、劇的に作業の効率が上がったそうです。

ワックス加工の場合、まず加工しやすいワックスを削ってジュエリーの型を作ります。

ワックスでできた型を所定のボックスに入れて石膏を流し込んだ後に、温度を加えてワックスを溶かすと、型の部分が空洞になります。

この空洞部分に溶かした地金を流し込むと、ジュエリーの形がほぼできあがります。

その後細かい表面加工や、宝石の留め付けを行い、ジュエリーが完成します。

お話を聞きながら、作業に使う工具や、彫金加工やワックス型の見本などを見せていただきました。

ドーナツ, 小さい, いっぱい, チョコレート が含まれている画像

自動的に生成された説明,はさみ, 屋内, 自転車, ペア が含まれている画像

自動的に生成された説明
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


とても興味深いお話でした。

 

 

 

2.新しいジュエリー案の討論

次に、デザイナーの矢島さんの登場です。

ここでは「新しいコンセプトでジュエリーを作る」ために、参加者が意見を出し合いながら、イメージを形にしていくという、顧客参加型の打ち合わせを行いました。

 

 

最初に提示していただいた矢島さんのコンセプトに沿って、参加者が忌憚のない意見を上げていきます。

当日の検討結果は、後日実際に商品として作成するとのことで、これはもう実質的な「商品企画会議」でした。

 

日頃ジュエリーに親しんでいるだけあって、参加者の意見も的を射て歯切れがよく、短い時間ですいすいとコンセプトが固まります。

そして、同時並行で矢島さんがiPadでデザイン画を起こしました。

 

 

商品化予定とのことですので、全体がわかる写真は載せませんが、期待の持てるデザインが生まれました。

アイデアが形になっていく、熱のこもった面白い打ち合わせの時間でした。

 

3.ジュエリー作成の実演

打ち合わせで固まったばかりの新しいジュエリーのイメージを、山口さんがその場で形にしました。

実際の作業を後ろから見物させてもらいました。

とても細かい作業を、特に気負った感じもなく淡々と進められるのですが、その精緻さ、作業の正確さは目をみはるものでした。

 

 実際に地金を流し込むのは後日ですが、山口さんの熟練の技で、ワックスの型はあっという間に完成しました。

(一部だけ拡大写真を添付します。)

 

これほど細かい作業を、正確に行ってもらった結果として、精巧なジュエリーが完成するということが、あらためて実感をともなって胸に迫ってきました。

 

【懇親会】

会の終了後は、懇親会です。

手土産にと思って、奈良のお酒の「風の森」真中採り50%精米と、採れたての丹波篠山の黒豆を少々持参しました。

山口さんが日本酒好きということで、喜んでいただけたようで良かったです。

 

また、参加の方々の興味の幅もジュエリーだけにとどまっておらず、日本酒のこと、ミリタリーの話、宇宙への想いなど、いろいろなお話ができたことも楽しい限りでした。

参加者のお一人から、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のイメージで、AmESさんに作ってもらったアクセサリーを見せていただいたので、最後に添付します。

 

(ご参考)
デザイン工房AmE
Sさんの公式サイトはこちらです。
https://design-kobo.tokyo/catalog/

 

 

【本日のお散歩】

今日も雨がちでしたが、降ってない時間にいつものコースを散歩しました。