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『スミソナイト』 

宝石日誌第101回 (202317日)より)

【亜鉛の宝石】

スミソナイト(Smithsonite 和名:菱亜鉛鉱(りょうあえんこう))は、カルサイト(方解石)グループに属する亜鉛の炭酸塩鉱物です。

 

◯発見と命名

その存在は14世紀から知られていて、当初はラピス=カラミナリス、後に簡略化してカラミンと呼ばれていました。

18世紀後半には、カラミンという区分に複数の亜鉛鉱物が含まれていることが判明し、最初に系統だった調査を行ったイギリスの鉱物学者ジェームズ・スミソン氏によって、1803年に、カラミンは亜鉛の炭酸塩鉱物と珪酸塩鉱物の両方を含んでいることが発表されました。

その後1832年に、カラミンに含まれた鉱物のうち、亜鉛の炭酸塩鉱物を独立した鉱物として登録する際に、新たな名称はスミソン氏の名前を取ってスミソナイトとなりました。

 

そして、もう一方の亜鉛の珪酸塩鉱物については、結晶の特徴からヘミモルファイトと命名されました。(ヘミモルファイトは別項)


なお、スミソニアン博物館で有名なスミソニアン協会は、スミソン氏の遺産を基金として設立されたことからその名前があります

 

◯鉱物の性質

宝石質の結晶がなかなか産出しないこと、モース硬度が4-4.5前後と柔らかく、かつ特定方向に割れやすい完全な劈開性があって加工が難しいことから、主に観賞用、コレクター用にルースの形で市場に出ることが多いようです。

色合いは、無色、白色、ピンク色、黄色、オレンジ、灰色、緑色などと多様で、微量元素として含まれるカドミウム、コバルト、銅、マンガン、鉛などに起因するものと推定されています。

 

 

 

【本日のお散歩】

今朝起きたときは、しばらくぶりに雨が降っていました。
その後晴れてきたので、朝食後のタイミングで散歩に出ました。

まだ濡れている路面を、ルビーはうきうきと走りました。