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『ヘミモルファイト』 

宝石日誌第32回 (2022103日)より)

ヘミモルファイトは、概ね不透明で、明るい青が代表的な半貴石です。

【半神】

宝石店で売られているヘミモルファイトは、トルコ石を思わせる鮮やかな青で、不透明ながら表面の光沢が綺麗な石です。

青の地にうっすらと白い模様が浮かび上がるのが味わいです。

青の他にも、カラーレス、ホワイト、ライトブルー、ライトイエロー、ブラウン、グリーンなどの色違いがあるようです。

 

モース硬度は4.55と、ガラスよりも柔らかく、砂の中に含まれる水晶の成分にも負けてしまうので、うっかり埃のついたまま布でこすると傷がついてしまうため、日常の取り扱いには注意が必要です。

ヘミモルファイトは原石の結晶の形に特徴があり、剣のようなフォルムで、両先端の形が異なる「異極像」を示す宝石です。

その姿から、「半分ずつ形が違う」ということで、ギリシャ語の「Hemi(半分)」と「Morphe(形)」にちなんだ名前を付けられました。和名も同じことをイメージして「異極鉱」といいます。

古くから知られた石ですが、宝石質のものが採掘されたのは比較的最近で、知名度は高くありません。

それほど高価でもないことから、気に入った場合は比較的求めやすい石と思います。

 

ヘミモルファイトについては、およそ20年ほど前に、銀座の有名な宝石店が、ブラジルの採掘業者と提携し、「ステラエスペランサ(希望の星)」という商品名で売り出そうとしたことがあるようです。

おそらくセールス的には狙い通りの実績には到達しなかったのではないかと思われますが、 ヘミモルファイトを日本に紹介し、一定の注目を集めることに寄与したものと思います。

新しい宝石を勧められると、つい物欲スイッチがON!になってしまいがちですが、ある程度年数が過ぎて評価が確立するまでは手出しを控えるというのも、一つの知恵かもしれません。

 

 

【本日のお散歩】

今日も朝からほどほどに暑くなりそうな気配でしたので、ルビーとの散歩も6時前からスタートとしました。

ルビーがずんずん歩いて、ちょっと遠出しての大回りのパトロールになりました。