『ヴェイリネナイト』
(宝石日誌第109回 (2023年1月17日)より)
最近見かけることが増えてきた稀少石です。
ヴェイリネナイト(Väyrynenite 和名:ヴェイリネン石)は、ベリリウムとマンガンの含水燐酸塩鉱物です。
1935年に発見され、その後複数の研究者の分析を経て、1954年に新たな鉱物として登録されました。鉱物名は、フィンランドの鉱物学教授ヘイキ・アレン・ヴェイリネン氏にちなんだものです。
モース硬度は5、完全な劈開性があり、衝撃で特定方向に割れやすく注意が必要です。少なくとも指輪に仕立てるのはお勧めできません。
市場で見かけるのは淡いピンクが多いですが、他にローズピンクやオレンジピンク、薄灰色、褐色のものが見られるようです。
アメリカでは、オレンジピンクのヴェイリネナイトを「パパラチャ(サファイア)に似た色」との売り文句で販売することがあるそうです。

先々月くらいのミネラルフェアで、宝石商の方が「最近よく名前を聞くようになったので試しに仕入れてみた」と話されていました。最近人気が上がってきているようです。
淡いピンクの石と言えば、2021年の末に新しく誕生石に加わったモルガナイトとクンツァイトが思い浮かびます。
また、宝石質のロードナイトやロードクロサイトも石好きの間で人気がありますし、ミントグリーンなどと並んで日本人好みの色なのかなと思います。
【姉妹石】
ヴェイリネナイトの水酸基を弗素に、マンガンをカルシウムに置き換えるとヘルデライトという別の石になります。
【本日のお散歩】
肌寒い朝でした。
ルビーにはセーターを2枚重ねで着てもらいました。
散歩を嫌がるかなと思いましたが、機嫌よく歩いてくれました。

昨日トリミングに行ったので、スッキリ若見えのルビーです。
