『金雲母(Phlogopite フロゴパイト)』
(宝石日誌第175回(2023年6月4日)より)
金雲母は、いわゆる宝石ではないのですが、先日別の石を買ったときにおまけでもらったものがなかなか綺麗で、少し調べたくなりました。


名前のとおり雲母の仲間で、黄褐色にキラキラ光るのはマグネシウムを多く含んでいるためのようです。
鉱物としては、宝石の多くと同様に珪酸塩鉱物に属し、モース硬度2-3と爪で傷つくほど軟らかく、完全な劈開性があって一方向にペラペラと紙のように剥がせるそうです。
比重は2.78-2.85とやや軽め、表面には柔らかい真珠光沢があります。黄色〜褐色を呈し、稀には灰色や緑のものも見られます。
命名は1841年と古く、ドイツの鉱物学者オーギュスト・ブライトハウプトが、初期の標本に赤の濃淡が見られたことから、ギリシャ語に「phlogopos(火のような)」を元に「Phlogopite」と名付けました。
金雲母のマグネシウムが鉄に置き換わったものは「黒雲母」と呼ばれ、しばしば金雲母と混ざり合った固溶体の形で産出します。
この黒雲母が風化したものが、ガーデニングに親しんでいる方には身近な、土壌改良資材や水耕栽培、挿し木の培土等に幅広く使われる「バーミキュライト」です(雲母の仲間とは知りませんでした)。
言われてみると、バーミキュライトも雲母と同じように表面が金属質にキラキラと光りますね。
日本酒の銘柄にも「金雲母」というのがあるようです。味のほどはわかりませんが、一度試飲してみたいものです。
【散歩】
今朝もよく晴れました。
夕べは外に出られただけではしゃいでいたルビーも、今朝は落ち着いて、いつもの散歩コースを歩いてまわってきました。

いつの間にか季節も進み、紫陽花がずいぶんと目立つようになっていました。

