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『宝石の色抜けについて』 

宝石日誌第174 回(202363 日)より)


薄い色のルースは、まっすぐ見下ろしたときに、宝石を通して向こう側の色が透けて見えることがあります。

こういった現象は「色抜け」と呼ばれており、色が抜けている箇所を「窓(ウィンドウ)」と呼びます。

宝石の厚みが足りなかったり、カットがイマイチで色の薄い部分が正面にあったりすると現れます。

色の濃い石だと仮に色抜けがあったとしても目立ちませんし、ダイヤモンドのように細かくカットした石であれば入り込んだ光が複雑に宝石内部で反射されるので、色が抜けることはありません。

しかしながら、レアストーン系の場合、貴重な結晶をできるだけ有効活用できるように、ブリリアントカットのような削る箇所の多いカットをすることはあまりありません。そのため、ある程度は色抜け部分(ウィンドウ)があることはやむを得ません。また、レアストーンでなくとも色の薄い石についても、仕方がない面があります。

写真のアクアマリンは、ルースを買って、ハンドメイドで指輪に加工したものです。

 

 

指輪の石を載せる台座は、光を取り込めるように石の下が開いています。

ほとんどゴッシェナイト(無色のベリル)と言っていいほど色の薄いこのアクアマリンを載せると、石を透かして下側にあるものの色がはっきり映ります。

ルースのときにはそれほど気にならなかったのですが、指輪として身につけると、石に付けた指の肌の色が映り込むことになって、結構気になります。

それならば、と、試しに台座の下に青いフィルムを貼ってふさいでみました。

すると、見る角度にもよりますが、写真のように、宝石の表面のおよそ4分の1から2分の1くらいの面積が、青に染まりました。


濃青色は元々の石の色と差があって、正直違和感がありますが、フィルムを合う色のものに変えればうまく溶け込んでくれそうです。

 

なお、石をはめ込む地金にあらかじめ色を塗っておくなどして、宝石の色をより鮮やかに見せる手法は「フォイルバック」と呼ばれています。
品質の良くない石を一級品に見せたりする品質偽装手段になっていて、評判は良くありませんが、自分で実験する分にはなかなか面白いと思います。

 

 

 

【散歩(2日ぶり)

昨日から今日の午前中にかけて、台風の影響があって警報出るほどの大雨で、ルビーも散歩に行けませんでしたが、今日の午後になって、嘘のように空が晴れました。

陽射しが強くて暑いくらいだったので、日が落ちるまで待ってから、夕方散歩に出ました。

ルビーも待ちきれなかった様子で、散歩中に何度も、付いていくのがしんどいようなスピードではしゃいで走りました。