(トップページへ 戻る

『宝石にたとえられるもの(カワセミ(翡翠))』 

宝石日誌第127回(202328日)より)
2023/4/5
カワセミと桜の写真(鳥造さん)追加


ヨークシャーテリアに続いて、「宝石にたとえられるもの(その2)」です。

 

鳥の中でもカワセミは「飛ぶ宝石」と呼ばれ熱烈なファンを多数擁しています。
また、よく見ると漢字名は「翡翠」で、宝石のヒスイと同じ字が当てられています。

○カワセミとは
カワセミ(Kingfisher 和名:翡翠)は、恐竜綱鳥類ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属()の空飛ぶ鳥の一種です。
全長は1620cmと、ほぼスズメと同じ大きさです。

カワセミの人気の源はおそらく2点あって、一つは青緑色の不思議な色合いを見せる姿の美しさ、もう一つは英語名の「Kingfisher」に象徴される狩の巧みさでしょう。

(※鳥の分類を、最近の知見に沿って恐竜鋼に含めるか、従来どおり鳥鋼として独立させるかは論争が続いているテーマですが、印象として若い学者は既に、鳥は分類上恐竜の一種であるという考え方に自然になじんでいるように見受けられます。)

○カワセミ、ブルーは構造の色
カワセミはカラフルな鳥で、頭、頬、背中は緑を噛んだ青、喉と耳のあるあたりは白、胸と腹と眼の前後はオレンジ、足は赤みの強い褐色で、全体に光沢があります。
その印象的な青緑色は、色素によるものではなく、羽毛にある微細構造が光を選択的に反射することによる構造色です。
構造色は、タマムシやモルフォ蝶、宝石ではオパールやムーンストーン、同じ鳥の仲間ではクジャクの羽根の色などが知られています。
生物でありながら鉱物のような輝きを放ち、空や水面の青を背景にしてよく映えます。

また、この度初めて写真を目にしたのですが、春の桜を背景にすると、色と質感がコントラストをなして、不思議な調和を感じます。

※写真は鳥造さんTwitterhttps://twitter.com/toraorat/status/1642729007685988352?s=20)から引用※
 鳥造さんは、野鳥をはじめ動物、爬虫類、魚、昆虫など野生の生き物はすべてお好きとのことで、バイクや自転車などで足を伸ばしての野鳥撮影がご趣味とのことです。
 生き物のシルバーアクセサリー製作・販売、オーダーメイド製作などをされていますので、ご興味あればホームページをご参照ください。
 https://torizzotorizo.wixsite.com/torizo

 

○漢字の成り立ち
元々カワセミには「翡翠」の漢字が当てられていました。
その後ヒスイが珍重されるようになった際に、同じように美しい青緑色を見せるカワセミの漢字をそのまま流用したとのことです。

よく誤解されますが、カワセミがヒスイに似た色をしているから同じ漢字を当てたのではなく、その逆です。
成り立ちから考えると、「カワセミは飛ぶ宝石」であるというより、「ヒスイは地中のカワセミ」なのだと言えるでしょう。

 

○水辺の狩人の王
カワセミは水辺に住む鳥で、主に魚や水の中の昆虫を捕食します。

水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚類や水生昆虫をくちばしでとらえる姿は躍動感に満ちています。
自分の体より大きいような魚を採ったときは、食べやすいように、地面や岩に数回叩きつけ、骨を砕いてから丸飲みにすることでも知られています。

 

カワセミは緑が多く、魚などが豊富な水辺の環境に生息しています。
工業化の進展で自然開発が進む中、姿を消した地域もありますが、近年の環境保護の流れによって、多様性を取り戻した水辺に再び戻ってくるケースも増えていることが、今後の共存に一筋の希望を感じさせます。

 

 

 

 

【本日のお散歩】

ここ数日は暖かく、ルビーもセーター1枚で外出できました。

散歩が快適なのはありがたいです。ルビーも表情こそ変わりませんが、仕草から察するに楽しんでくれているようです。