『カルサイト』
(宝石日誌第6回 (2022年8月29日)より)
本日の石は「カルサイト」です。
カルシウムで構成されていて、名前も同じようにラテン語の(calcit 石灰)からきています。和名は「方解石」です。
含まれる成分によって色が変わり、無色透明、イエロー、オレンジ、ピンク等のバリエーションがあります。

モース硬度3と柔らかい上に、ちょっと衝撃を加えると割れてしまいます。色のついた石は綺麗ですが、加工に向かないので、アクセサリーなどに使われることはほとんどありません。
カルサイトは「複屈折」という性質が強いことで有名です。
石の中に入った光が2つに分かれてしまうということですが、そのため、透明なカルサイトを文字や線の上に載せると、石を通して見た映像が二つにダブって見える「ダブリング」という現象が起きます。
簡単に言うと「乱視のような見え方になる」ということです。


(「パーク」という文字が二重になっているのがわかりますでしょうか?)
このダブリングは宝石の鑑別に利用することができます。
例えばダイアモンドには複屈折性はなく、モアッサナイトは複屈折です。
それぞれ石を通した像を見ると、ダブリングがあるかどうかで2つの石を区別することができます。
昔のダイアモンドテスターでは、モアッサナイトをダイアと識別できなかったそうですが、こういった判定を組み合わせることで、ダイアに見せかけたモアッサナイトを見抜くのに役に立ったそうです。
【今日のお散歩】
関東は急に涼しくなりました。
夜は薄着だと少しつらいくらいで、ルビーは朝まで一緒の部屋で寝ている娘の布団に潜り込んでいたそうです。
今朝も涼しいですが、空は晴れて、昨日よりは暑くなりそうです。
ルビーは今日も散歩にノリノリでした。
