『アズライト』
(宝石日誌第20回 (2022年9月18日)より)
アズライトは深い青の石です。
和名は「藍銅鉱(らんどうこう)」です。
【アズライトの利用】
マラカイト(孔雀石)や辰砂と同様に、古くから絵の具として使われてきました。
日本でも、高松塚古墳の壁画にアズライトが使われていたことがわかっています。
アズライトは、銅が二酸化炭素を含んだ水と反応してできる鉱物なので、この石を火で熱すると銅が採れます。そういった意味でも古代の人にとって重要な資源だったと思われます。
深い青の色を英語で「アジュール」と呼びますが、これはアズライトから来ています。
そのアズライトの名前の元はどうやらペルシャ語で「青」を意味する「ラジュワルド」のようです。少しオリエントの香りのする言葉です。
【マラカイトとの親和性】
化学組成はマラカイトに似ており、同じ鉱山から産出することもあるそうです。
実際にアズライトとマラカイトが混ざり合った石もよく見つかっていて、アズライト・マラカイト、あるいは縮めてアズロマラカイト等と呼ばれています。

岩の茶色を、深い青と緑が重なり合って覆っている様子は、まるで宇宙から見た地球🌏のようで、見ていて不思議な気分になります。
面白いことに、アズライトは、水に触れて化学反応を起こすと二酸化炭素が抜けて、マラカイトに変化してしまいます。
先ほどのアズロマラカイトも、うっかり水に浸けてほったらかしにすると、全体がマラカイトに変わって緑一色になりかねないので、注意した方がよさそうです。
【本日のお散歩】
け方から雨でしたが、朝起きた時にはちょうど止んでいたので、ルビーを連れて外に出ました。
地面が濡れているとあまり気が乗らないのか、ルビーは早めにパトロールを切り上げて帰りました。
