『ラリマー』
(宝石日誌第24回 (2022年9月21日)より)
【ラリマーとは】
ドミニカ共和国で産出する、空青色で不透明なペクトライトという鉱石に、白い模様がついたものを主にラリマーと呼んでいます。
鉱物としての分類ではなく、美しい特長を持った石に付けたコマーシャルネームです。
最初にこの石を売り出した宝石商が、自分の娘の名前「Larissa」と、スペイン語の「mar(海)」を合わせて「Larimar」と命名したそうです。商業名とはいえ、宝石に家族の名前を付けるのは夢がありますね。
【宝石としての特徴】
英名 鉱物名 Pectolite(ペクトライト)
商業名 Larimar(ラリマー)
和名 ソーダ珪灰石
硬度 4.5 – 5
比重 2.74 – 2.90
屈折率 1.59 – 1.64
光沢 ガラス光沢
模様や光沢を活かして、多くは球体や丸みを帯びた形にカボションカットされます。
鮮やかで明るいブルーの色と白い模様が最大の持ち味で、地色は濃く鮮やかで透明感があり、模様は白く明瞭なものが高く評価されます。

ブルーの地色は、微量の銅の作用によるものです。ごく稀に、マンガンが入り込んで、ピンクになったものが見つかることもあり、これも高く評価されています。
青の色がカリブ海の海や空を連想させることもあって、カリブ海の三大宝石の一つと称されています。(残り2つは琥珀とコンクパールです。)
人気が高い分、ガラスやプラスチックで作られた偽物が出回ることも多いようで、購入の際は気をつけてください。
【本日のお散歩】
涼しい朝となりました。
ルビーは今くらいの気候がいいようで、楽しそうに近所をパトロールしました。
