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『トリプライト』 

宝石日誌第100回 (202316日)より)

トリプライト(Triplite 和名:トリプル石)は、燐酸塩鉱物の「トリプライトグループ」に属する代表的な鉱物です。

マンガンが燐酸および弗素と結びついた鉱物で、3方向に割れやすい完全な劈開性を持つことから、ギリシア語の「triplos(三重の)」を元に、1813年に命名されました。

モース硬度は5-5.5と軟らかく、強い劈開性もあって取扱いの難しい石です。

色は赤、オレンジ系が多く、外観はロードクロサイトに似ています。他にも褐色、赤褐色、茶黄色、黒などのバリエーションが見られます。

美しい結晶ですが、宝石質のものの産出は稀で、コレクター向きの宝石と言えます。

 

 

同じトリプライトグループに属する鉱物として、以下の3つがあります。

 

・トリプロダイト:トリプライトの弗素が水酸基に置き換わった鉱物

 1878年に、トリプライトに似た鉱物として、ギリシャ語の「eidos(似た)」を付け加えて命名されました。トリプライトとの相似関係はトパーズとインペリアルトパーズの関係と同様です。

 

・ツヴァイスライト:トリプライトのマンガンが鉄に置き換わった鉱物

 1841年に、発見地であるドイツのツヴァイセルの街の名前にちなんで命名されました。

 

・ウルフェアイト:トリプライトのマンガンが鉄に、弗素が水酸基に置き換わった鉱物 

 1949年に、アメリカの地質学者ケイレブ・ロウ・ウルフを記念して命名されました。

 

いずれも売られているのを見たことがなく、トリプライト以上の稀少石なのかもしれません。

 

 

 

【本日のお散歩】

今朝はルビーがソワソワして外に行きたそうだったので、早めに散歩に出ました。

元気に歩いて、ところどころ小走りでしたが、寒さを感じたせいかいつもの半分くらいのところでUターンして家路につきました。