『スギライト』
(宝石日誌第57回 (2022年11月2日)より)
【日本で発見】
スギライトは珪酸塩鉱物の一種で、名前から想像がつくように日本人が発見した鉱物です。愛媛県の岩城島で1944年に杉 健一教授等によって発見されました。
杉教授はその後健康状態が悪化し、新鉱物の登録は地質学者の村上
允英氏が行いましたが、恩師でもあった杉教授の名前を取ってスギライト(和名は「杉石」)と命名されたものです。
現在のところ、日本人の名を冠した唯一の宝石です。
【鉱物情報】
モース硬度は5.5〜6.5で、特定方向の衝撃への弱さを示す劈開性はありません。
紫系の色が多いですが、その他にもウグイス色、ピンクなどがあるようです。
このうち主にピンク、紫系の色のものが宝石として用いられます。なお、紫色はマンガンの内包物に起因します。

採掘されたもののほとんどは不透明な結晶ですが、0.1%くらいの確率で稀に産出される透明度の高いものは「スギライトジェル」と呼ばれ、その稀少価値から高値がつくそうです。
【本日のお散歩】
今朝は快晴。朝散歩のときのルビーの様子がいつもと違っていて、いそいそ歩かずに、近所だけを匂いを嗅ぎながらゆっくりまわりました。
パトロールではなく、リサーチの日だったようです。
