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『ラピスラズリ』 

宝石日誌第62回 (2022118日)より)

ラピスラズリは、ターコイズと同様、人類最古の宝石の一つです。12月の誕生石ということもターコイズと同じです。

ラピスラズリ(Lapis Lazuli)はラズライトを主として、パイライト、カルサイト、ソーダライトなど複数の鉱物が集まって生成された鉱物です。

ラテン語の「lapis(石)」と、ペルシャ語で原産地の地名を表していた言葉が変化した「lazulum」という言葉が由来とされています。
和名は「青金石」ですが、この石の鮮やかな青を表す「瑠璃」の方が、ラピスラズリを示す言葉として馴染んでいるように思います。

モース硬度が5.05.5と軟らかく、酸やアルカリに弱いので、取扱いに注意が必要です。

 

【歴史を彩る瑠璃色】

ラピスラズリの青は、主要成分であるラズライトや微量に含まれるアウイン(アウイナイト)やソーダライトによるものと考えられています。

ラピスラズリは砕いて粉にしたものも青色を示すので、古くから最高級の絵の具として使われてきました。

顔料としてのラピスラズリについて、ヨーロッパでは「海を越えてもたらされた」という意味をこめて「ウルトラマリン」と、日本では「瑠璃」や「群青」と呼ばれました。洋の東西いずれでも、何となく海のイメージがあるのが面白いと思います。

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が巻いているターバンの、印象的なフェルメールブルーも、ラピスラズリの絵の具によって実現できた色です。

 

ターコイズと違って、ラピスラズリは地球上でただ一か所、アフガニスタンのバダフシャーン地方でしか産出しません。

この唯一の産地が、幸運にも大量の埋蔵量を有しており、人類史の6,000年以上にわたって現在まで、ラピスラズリの供給を続けてきました。
もしこの地方での産出にもっと早く限界がきていたとすれば、装飾品として、絵の具として、ラピスラズリが時代を越えて使われることはなかったでしょう。

 

 

【本日のお散歩】

日中は暑さを感じるような一日でした。

人間ドック受診の日だったので、ルビーとの朝散歩は妻が行ってくれました。私は夕方散歩。
待ちわびていたのか、外に出ると嬉しそうに走り出しました、うい奴。

トリミングしてベリーショートになって、かなりのイメチェンです。