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『アウイナイト』
(宝石日誌第88回
2022/12/19より)
【晴れた空の青】
アウイナイト(Hauynite
和名:藍方石)は、他にない鮮やかな青を発色し、かつて鉱物学者の堀秀道氏が、ベニトアイトと並んで「サファイアよりきれい」と書いた石です。
19世紀初めに新鉱物として登録され、結晶学の父と呼ばれたフランスの鉱物学者ルネ=ジュスト・アウイにちなんで命名されました。
モース硬度は5.5–6と宝石としては柔らかく、さらに衝撃で特定の方向に割れやすい劈開性もあるため、カットには慎重さが求められます。
単体の鉱物として産出する場所は、ほぼドイツのアイフェル地方に限られて産出量は少なく、また大粒のものは滅多に見つからないため、市場に出回っているのはほとんどが0.1ct以下のメレサイズです。
欠点はありますが、輝くネオンのような青が人気で、超小粒の石もなかなかの値段で取引されます。

アウイナイトの青は、ラピスラズリの青の一要素でもあります。
ラピスラズリは複数の鉱物が混ざり合ってできている宝石で、アウイナイトやソーダライトなどの青い鉱物の微小なかけらが集まって、ラピスラズリの青を生み出しています。
なお、一部に紫外線でオレンジ色に蛍光するものもあるようです。
アウイナイトは、大粒のものは珍しく、また傷つきやすく割れやすい性質からも、単体で主石として使うことは難しい石です。
ジュエリーとしては、小粒のアウイナイトをまとめて使うことが多いようで、メレサイズの石を複数埋め込んだエタニティリングなどをよく見かけます。(わが家も一つ買っています)

【今日のお散歩】
今日もよく晴れて気持ちいい朝でした。
ルビーは今朝も散歩に前向きで、散歩に出ると、まずちょっと走って足慣らしをしました。
