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『ボルダーオパール (母岩張り付き石) 

宝石日誌第95回 (202311日)より)

【ボルダーオパール】

普通の宝石は、結晶の原石を母岩から取り出し、研磨、カットして仕上げますが、オパールについては、母岩に張り付いたままの自然な美しさを残して仕立てることがあります。

これらはボルダーオパール(boulderは自然状態の岩や礫状になった石のこと)と呼ばれます。

 

通常オパールは、岩の隙間等に水が入り込んで珪酸鉱物が析出し、固着することを長い年月繰り返すことによって産生します。

ボルダーオパールは、固着したオパールの部分を母岩から剥がさず、一緒に切り出します。

なお、メキシコ産のファイアオパールを、母岩の流紋岩と一緒に採掘したものは特に、「カンテラオパール」(カンテラはスペイン語で「石切場、採石場」の意)と呼びます。

 

白っぽい石から、明るいオレンジのファイアオパールがのぞいている様子が、玉子のようで可愛らしく、気に入っています。

 

 

【ダブレットのオパール】

ボルダーオパールに似ていますが、自然状態の母岩を切り出したものではなく、薄いオパールを黒っぽい石に人の手によって貼り付けたダブレット(貼り合わせ石)のオパールも、市場で流通しています。

ダブレットというと、上部だけが宝石で下部はガラスになっている偽造石が思い浮かびます。(先日私が引っかかったサファイアがそうでした)

ただ、オパールの場合、単独では売り物にならない薄いオパールを、一手間かけるだけで鑑賞に耐える美しい宝石に変えることができますので、SDGSの面からも悪くない取組みという気がします。ただし、販売に当たっては、ダブレットであることを明示することが最低限の前提となります。

 

なお、小さなオパールをモザイクタイルのように石の上に敷き詰めたものは「モザイクオパール」と呼ばれ、安価ながら精緻で趣深い美しさがあって人気があります。

 

 

 

【本日のお散歩】

新年の1日目は、きれいに晴れて暖かい朝となりました。
雑炊を食べ、夫婦それぞれの実家に電話し、年賀状を確認してから、ルビーと朝散歩に行きました。

嬉しそうなルビーとあちこち歩いて、昼前に帰宅しました。