『ジャスパー・ブラッドストーン』
(宝石日誌第73回 (2022年11月27日)より)
ジャスパー(ブラッドストーンを含む)は、カルセドニーの仲間で不透明な石です。
【ジャスパー】(人類最古の宝飾品)
カルセドニーの区分はそれほど厳密ではないですが、概ね含有する不純物が多く、不透明なものをジャスパー(Jasper 和名:碧玉)と総称しています。
古代ギリシャ語で「斑点のある石」という意味の言葉に由来すると言われています。歴史の古い言葉であるためか、古代ペルシャ語やヘブライ語にも、同じ意味で発音の似た言葉があったようです。
色合いも赤、黄、緑など豊富で、模様の美しいものも珍重されます。
色など外見的な特徴に応じて、「レッドジャスパー」「グリーンジャスパー」、風景っぽい模様のある「ピクチャージャスパー」などと区分しています。
ジャスパーの利用の歴史は古く、6,000〜7,000年前の遺跡から、ジャスパーを加工したものが出土しています。
個人的に印象に残ったのは、およそ400万年前のアフリカで、アウストラロピテクスの住んでいた洞窟から、骨の化石等と一緒にジャスパーの塊が発掘されたという話です。
そのジャスパーは加工したものではなかったようですが、自然の造形で、ヒトの顔に似た形をしていたそうです。
その石が洞窟にたまたま紛れ込むことは考えにくく、人類の祖先たちが拾ってきて、住居に置いていたものだろうと推測されていました。
美しい石、不思議な物に惹かれる心は、遥かな昔からヒトの本質に刻まれていたのかもしれません。
遠い祖先に少し親近感を覚えるエピソードでした。
あと一つ、少々変わったジャスパーの例を。
◯海のジャスパー
海底で採掘された「シーセディメントジャスパー」という石があります。
海底の堆積物や沈殿物が、長い年月をかけて石化したものです。多くは斑点や模様が見られ、表面が滑らかなことが特徴です。

(ただし、この石の鮮やかな紫色は、人為的に加熱・染色されたものです)
厳密にはジャスパーとはまた種類の違う鉱物なのかもしれません。
【ブラッドストーン】
ジャスパーの中でも、グリーンの地色に赤い斑点を見せるものはブラッドストーン(Bloodstone 和名:血玉髄)と呼ばれ、特にキリスト教社会で好まれました。
あまり目立ちませんが、2021年末の誕生石改定以降は、3月の誕生石に組み込まれています。

赤い斑点はヘマタイト(酸化鉄)に起因しており、これが血のように見えることから、十字架にかけられたキリストの血を吸った石であるとの伝説につながり、また、中世には止血効果があるとも信じられました。
地色が深い緑で赤い斑点があるものが本来のブラッドストーンですが、若干の色違いのものも「ファンシーブラッドストーン」として市場に出ているようです。
なお、赤い斑点のない緑のジャスパーは、「プラズマ(plasma 和名:濃緑玉髄)」と別の名前で呼ばれるそうです。
【本日のルビー】
金曜日からコロナ罹患ということで療養しています。
土曜日の夜には最高で38.5度まで熱が上がりましたが、特に苦しいということはありませんでした。
4回目のワクチンを11月13日に接種していたおかげか、重症化は免れたようです。
日曜日の本日にはもう熱もだいぶ下がりました。
とはいえ、ずっと自宅内で隔離生活で、家族とは別行動、かつ、ルビーとも接触ができません😭
これがなかなかきついです。
そこで、折からのブラックフライデーで安くなっていた「Amazon Echo」を買いました。
これはいわゆる「アレクサ、◯◯して」と指示ができるスマートスピーカーなのですが、カメラ機能も充実していて、モニターカメラがわりに使うこともできます。
ルビーのベッド前に設置してもらい、いつでもスマホでルビーの様子を見られるように設定しました。

小さい画像ですし、ルビーは大体の時間寝ていますが、これでようやく心落ち着けて療養生活を送れます😅