『アゲート(瑪瑙)』
(宝石日誌第72回 (2022年11月25日)前半より)
アゲート(瑪瑙(メノウ))やオニキスは、縞模様のある種類のカルセドニーです。
アゲート(Agate 和名:瑪瑙)の特徴は、さまざまな色合いの縞模様です。
微小なクォーツの結晶が集まってできることは他のカルセドニーと同様ですが、その隙間に異種鉱物が入り込むことによって、多彩な色合い、模様が生まれます。
なお、アゲートという名前は、古代ギリシャで産地だった「achates」という川の名前にちなんでいるそうです。
◯縞瑪瑙
アゲートの一般的なイメージは、茶色の濃淡の縞模様がある縞瑪瑙だと思います。

色をより鮮やかに見せるために染色しているものが多いようです。
アゲートは、地中の空隙等で、染み込んできた鉱物を含んだ水の成分が堆積していくことによって、長い歳月をかけて作られます。
その生成過程で、原料となる成分に変化があったとき、特有の縞模様が生じます。
模様の部分ごとに密度も異なり、染色のしやすさも変わることから、染色によって縞模様間のコントラストがよりクッキリする効果もあるそうです。
発色が美しく、透明度が高いものはジュエリーに加工されることもあります。

(この写真の指輪は、アゲートとされていましたが、緑一色で縞模様がないことを考えると、グリーンカルセドニーと言う方が正確だろうと思います)
◯モスアゲート
インクルージョンが描く模様が、苔が生えたように見えるものをモスアゲート(苔瑪瑙)と言います。

◯デンドリティックアゲート
樹木が生えているように見えるインクルージョンがあるものを、クォーツのときと同様にデンドリティックアゲート(模樹瑪瑙)と呼びます。
