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『モルガナイト』 

宝石日誌第30回 (2022101日)より)

モルガナイトは薄いピンクからサーモンピンクまでの色合いを持つベリル系の宝石です。

ピンク色の発色要素は、レッドベリルと同じく微量のマンガンですが、はるかに大量に世界各地で産出し、大粒のものも多く見られます。

また、アクアマリンと同様に内包物も少なく、丈夫で扱いやすい宝石です。

発見は1911年で、比較的新しい宝石と言えます。

 

【君の名は...?

これまであまり日本では知られていない宝石でしたが、202112月に63年ぶりの誕生石改定があった際に、新たに4月の誕生石に追加されました。

日本人好みの桜を思わせる優しいピンク色でもあり、これから人気が上がることと思います。

 

なお、モルガナイトという名前は、アーサー王伝説に出てくる王の異父姉「妖精モルガン」にちなんで名付けられた・・・わけでは全然なくて、ちょっと驚くのですが、一代でウォール・ストリートに金融帝国を築いたアメリカ人 J.P.モルガンの名前から取られています。

ティファニーお抱えの宝石学者クンツ博士が、新種のピンク色のベリルの性質を分析して発表するとともに、その宝石名を、友人であり永年の後援者でもあったモルガンの名前をとって「モルガナイト」と名付けることを提案したとのことです。

個人的には、この柔らかなピンク色の石は、あまりJ.P.モルガンのイメージに合わない気はします。

どうせなら、はっきりした黄金色で、屈折率が高くギラギラ光る宝石の方が似合っていたのではないかと・・まぁ大きなお世話ですね。

日本でもモルガングループの会社はありますが、モルスタや三モルに勤める方は、社名にちなんでモルガナイトを身につけることが多いのか、いつか聞いてみたい気がします。

 

 

【本日のお散歩】

ぐっと気温が下がって涼しい朝になりました。
ルビーが外に出たがったので、5時台に散歩に行くと、肌寒さを感じました。

じきにルビーにもセーターを着せることになりそうです。