『ペツォッタイト』
(宝石日誌第33回 (2022年10月4日)より)
【宝石界のニューフェイス】
ペツォッタイトは、2002年にマダガスカルで発見されたばかりの、新しい宝石です。
明るいピンク、あるいはラズベリーの赤を示し、発見当初はベリルの一種と考えられたことから「ラズベリーベリル」「ラズベリル」の別名があります。
ベリルやクォーツと同じ珪酸塩鉱物に属し、モース硬度は8とベリル以上に硬く、特定方向への割れやすさを示す劈開(へきかい)性もありません。
ガラス光沢があり、はっきりした輝きを持ちながらも、どこか柔らかいピンクの色合いを示すところが他にあまりない魅力です。
(キャンディのような甘さを連想します)

色はピンク系の他、オレンジ色、オレンジレッドなどがあるようです。
内包物は少なめですが、稀に線状の内包物によりキャッツアイ効果を見せるものもあるそうです。
新奇性があり、日本人好みのピンクでもあるので、知名度が上がれば人気が出そうですが、あいにく大規模採掘に向かず、今後も供給は限られる見込みです。
当分は「知る人ぞ知る」宝石にとどまりそうです。
【本日のお散歩】
今朝もいい天気で、いつもの時間、いつものコースでルビーと散歩しました。
ルビーにとっては1年で一番いい季節かもしれません。
