『クリソベリル』
(宝石日誌第13回 (2022年9月6日)より)
第13弾は「クリソベリル/クリソベリルキャッツアイ」です。
ベリリウムとアルミニウムの酸化鉱物で、和名は「金緑石」です。
モース硬度は8.5と硬く、結晶に沿って割れやすくなる劈開性もありません。
「ベリル」と付きますが、エメラルドやイエローベリルなどのベリル系鉱物とは別の種類です。

微量の鉄を含んだ黄色のものが多く市場に出回りますが、緑や茶色のものもあります。
産出の少ない明るい緑色をした石は特に人気があり、「パロットクリソベリル」(パロットはオウム🦜の意)と呼ばれて親しまれています。

丈夫できらめきの良い美しい宝石ですが、
クリソベリルという宝石名はそれほど知られておらず、2つの変種の方がより有名です。
【見つめるキャッツアイ】
一つめの変種は「クリソベリルキャッツアイ」です。
クリソベリルの中には、丸いカボションカットを施し、光を当てると、表面に一筋の光の線が浮かび上がるものがあります。
楕円形の石の中で一本まっすぐ光っている様子を猫の目に例えて、キャッツアイ効果(シャトヤンシー)と呼びます。

キャッツアイ効果を持つ石は他にもあり、「◯◯◯キャッツアイ」と宝石名の後ろに付けて、通常のものと区別します。
ただ一つクリソベリルだけは、単に「キャッツアイ」と言っても通用します。
キャッツアイの代表選手なわけです。
クリソベリルキャッツアイの最上のものは、キャッツアイの光の筋の左右で乳白色と薄茶色に色が分かれているもので「ミルクアンドハニー」との別名があります。
実物を見たことはありませんが、できればいつか手に入れてみたいものです。
クリソベリルのもう一つの有名な変種は、光の具合によって色が変わって見える「アレキサンドライト」です。
こちらのご紹介はまた今度。
【本日のお散歩】
夏の暑さが戻ってきたうような一日です。
ルビーも暑いと感じたのか、いつものように近所をパトロールした後はスタコラ家に帰りました。
