『ブルーサファイア』
(宝石日誌第7回 (2022年8月30日)より)
7番目にご紹介する石は「ブルーサファイア」です。
酸化アルミニウムの結晶「コランダム」のうち、赤い宝石をルビー、赤以外をサファイアと呼びます。
ちょっと前まではサファイアと言えば青でしたが、現在は青いコランダムは色の名前をつけて「ブルーサファイア(和名
青玉、碧玉)と言っています。
元々ルビーは赤い宝石、サファイアは青い宝石を指していて、詳細な分類をしていなかったので、レッドスピネルがルビーと呼ばれたり、ラピスラズリを表す言葉がサファイアだったりしたようです。
【色の濃淡】
一口にブルーサファイアと言っても、ほとんど黒に見える濃青から、明るい空の色まで、かなりの色の差があります。
産地によっても異なる傾向があり、ビルマ(ミャンマー)産は紫がかった濃い青、スリランカ産は明るい色が多いといった特徴があるようです。
手持ちの石を色の濃さ順に並べてみました。

一番右側の明るいスカイブルーはスリランカ産とのことです。

左から2番目のものはロイヤルブルーと呼ばれる色です。

これ以上にもっと濃い青もあり、ぱっと見は黒に見えるので「ブラックサファイア」と呼ばれるようです。
【最高の青とは】
サファイアの最高色はロイヤルブルーとコーンフラワーと言われています。
ロイヤルブルーは英国王室が代々好んだ色目で、かなり濃い青を示します。
コーンフラワーは19世紀で採れなくなったインド カシミール地方で採れたサファイアの色です。矢車草の色とされ、ほんのわずかに紫を帯びた明るい青でベルベットブルーとも言われます。本来のカシミール産のものは入手困難です。 (2023/2/13追記:驚いたことに入手できました)
購入するときは色をよく確認して、できれば鑑別書に明記された物を選びたいところです。
【合成サファイア】
京セラ・クレサンベールの再結晶化合成サファイアは、入手困難なコーンフラワーブルーを再現したとしています。
ネックレスの写真を参考にお付けします。

青が濃過ぎず暗さがなく、なおかつ深みを感じさせる色合いです。京セラがコーンフラワーブルーと主張するのもうなずけることと思わせます。(2023/2/13追記:でもやはり本物のカシミール コーンフラワーとは違いました)
【今日のお散歩】
今日は涼しくてクーラー不要で過ごしています。
ルビーは散歩に出ると、リードをぐいぐい引っ張って今にも駆け出さんばかりの勢いだったのですが、近所をひと回りしたあたりで自分から家に戻りました。

いつもより少し短い散歩となりました。