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『国際宝飾展』

宝石日誌第213回(20231025日)より)

休日出勤の振替を取って平日に横浜まで行き、秋の「国際宝飾展」を観てまわりました。

 

先々週の新宿ミネラルショーがほとんど挨拶回りで終わってしまったので、今日はもう少し時間が取れるといいなと思っていたのですが、結局確保できたのは2時間。

最近のミネラルイベントは、制限時間内で、できるだけたくさんのお店を回るタスクのようになってきました。

 

主なお店と戦利品は以下のとおりです。

 

◯ニミットジェムスさん

https://nimitgems.jimdofree.com

 

今回も話し込んでしまいました。

先週に続いて本日の戦利品は2つです。

💎緑の強いパライバトルマリン

 重さ0.21ct  オーバル形で、明るめのエメラルドを思わせる緑色のパライバを買いました。

 

 パライバトルマリンで最も高価なのはブルーで、大抵のものは緑が混ざったグリーンブルーとなります。

 完全に緑の勝った石はパライバらしくないとも言えますが、ネオンの輝きもあって美しいです。

 

 この石は、パライバトルマリンの故郷、 ブラジルのバターリャ産でした。

 成分分析を見ると銅の含有率が4%を超えています。銅の含有が多いのはブラジル産の特徴で、4%もあると通常もっと深い青になりますが、この石の場合、マンガンの含有率も4%を超えていて、それが緑の発色の原因ではないか、とのことでした。

 

💎18世紀の加工 オールドマインダイヤモンド

 重さ0.47ctと小粒、色はカラレス(無色)のダイヤモンドです。

 カットが近年の整ったブリリアントカット等ではなく、職人の手作業による、隅が丸まったクッションカットです。

 

 ダイヤは地上で最も硬い物質ですので、産業革命以前、その加工は困難な大仕事でした。

 

 初期の頃のダイヤモンドは、山などから雨で流れ出た原石を川底から採取することが中心でした。こういった原石は、長年の風化作用で角が取れ、丸みを帯びたものが大半だったようです。角を丸めたクッションカットは、この自然な形を活かして、加工面を減らしつつ美しく見せることを主眼に開発されました。

 

 18世紀半ばには蒸気機関の動力を用いた研磨機が登場し、本日我々の知るブリリアントカットなどの多彩な加工が生まれます。

 この石は蒸気機関の登場前か直後くらいにカットされたもののようです。

 ニミットさんとの取引が長い、何代も続くインド宝石商からの買い付けだそうです。

 彼らはこうした18世紀以前のカットのダイヤモンドを長く保管していて、適当なタイミングでリカットを施し、作り直して販売しているそうです。

 いわば「原石として使うオールドストック」なのですが、そんな中にも、リカットしないままで綺麗なものがあれば、オールドマインのダイヤモンドとして売ることもあるそうで、これはその一つです。

 

 通常こういったアンティークのダイヤは、現代カットのものより輝きが劣るのですが、この石は内側から光るようなきらめきがあり、いわゆる照りが良い石でした。

 

 私は無色のダイヤモンドはあまり買わないのですが、こういう物語のある石にはどうにも惹かれてしまう傾向があって、この石は無事わが家への持ち帰りとなりました。

 

 

◯トップストーンさん 4石購入

 (https://www.topstone.jp/

インペリアルトパーズ 
0.26ct 4.1×3.1mm
オーバル  コニャックくらいの薄茶です。

 

デマントイドガーネット
0.11ct  2.9×2.9mm 
ラウンド  明るい緑です。

 

レインボームーンストーン 

0.16ct  3.7×3.7 カラーレス 透明感、ラブラドレッセンス強め

 

アベンチュリンアクアマリン

0.27ct  4.6×3.2 無色 アベンチュレッセンス 金属的反射

 

 

◯東洋ルースさん 10石購入

everydaygoldrush.com/toyo-loose/

ここで石を見ている間に時間切れとなりました。

ピンクダイヤモンド メレ
(0.08ct
以下) ラウンド  薄ピンク 最近値上がりがすごい稀少なピンクダイヤモンドの極小粒です。

 

ベキリーブルーガーネット 
0.19ct 
ラウンド  変色(青赤紫)

変色する青いガーネットです。持参した白熱灯ライトを当てて、はっきり色が変わるものを選びました。

 

ツァボライト 
0.29ct 
オーバル 緑 インクルージョンもなく、濃いめで透き通った緑の代表選手です。

 

ツァボライト
0.11ct 
オクタゴナル ステップカット

 

エメラルド 
0.28ct 
オーバル 明るい緑

濃緑色がトップカラーの石なので、明緑色や薄緑の評価は低いですが、しばしそういう「外れ値」の石が美しかったりします。

 

マラヤガーネット
0.28ct 
ラウンド  薄茶 この色のガーネットは持っていなかったので

 

タンザナイト
0.40ct 
オーバル 青

最近少しタンザナイトを買い過ぎかもしれません。色合いやカットはそれぞれできるだけ異なるものにしています。

 

ティールブルーカイヤナイト
‪0.65ct 
オクタゴナル クッション 青 ビビッドブルー

あまり見ない印象的なブルーが気になりました。

 

ネオンブルーアパタイト
0.41ct 
オーバル ネオンブルー

 

アパタイト
0.44ct
オーバル  薄青

1週間前も買っていますが、またこの日も買いました。
アパタイトはまさに東洋ルースさんを象徴するような石で、粒よりの品を驚くほど安く買えます。

 

 

終了時刻が来てしまったので、やり残した感はありましたが、家路につきました。

 

外はいつの間にかとっぷり暮れて、夜景を見ながら帰りました。

 

 

 

【散歩とか】

最近結構忙しい毎日で、ルビーと散歩に行く機会が減っています。

昨日の散歩は気候も良く、ルビーも嬉しそうにトコトコ歩きました。