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『カラッツポップアップストア』 

(宝石日誌第131回(2023218日)より)

 

有楽町の「カラッツポップアップストア」に足を運んだのでご報告します。

 

◯ カラッツポップアップストアとは
宝石販売のKaratzさん(https://store.karatz.jp/)が、期間限定で出店するコンセプトショップです。
今回は有楽町で開催されました。

(開催概要
期間:2/17()19(日) 11:0020:00
場所:有楽町マルイ 2F
スリランカやツーソンの買付品なども登場します!)

 

「ツーソン」というのは、1月から2月にかけてアメリカ アリゾナ州ツーソンで開催された「ツーソンジェムショー」のことで、おそらく世界最大の宝石・鉱物の見本市兼商談の場だと思います。

時計の世界だとバーゼルに相当するイベントで、日本の主だった宝石店も、ツーソンで仕入れた最新の宝石で品揃えを拡充し、年度末の商戦に臨むのかな、というイメージです。

ツーソンで買い付けた石を見てみたいというのが、今回の第一の目的でした。
行ってみると、お店の方に随分親切に石を見せていただけて、期待以上でした。

 

 

1.ツーソン帰りの宝石たち

 アメリカ産の稀少石で、私の偏愛するレッドベリル、ベニトアイト、ロードクロサイトの、いずれも新しい石が展示されていました。
 レッドベリルなど、去年の秋頃は、このままフェードアウトしてしまうのかと思っていたくらい品薄だったと思うので、まずはほっとしました。

 その他にも、以下のような個性的な石に目を惹かれました。

◯パイライト イン エメラルド

 エメラルドの中に明るい金色にきらめくパイライト(黄鉄鉱)が内包された石です。
 鋭いカットを避けた丸いカボションの形で、石の中に別世界の広がりを垣間見せて印象的でした。

 写真はいずれもコロンビア産で、左が6.1ct、右が4.6ct、左の石はパイライトに加えて雲母のインクルージョンがあります。

 

◯デマントイドガーネット(原石)
 マダガスカル産デマントイドガーネットの原石が展示されていました。

 宝石の研磨を行う「カッター(研磨師)」の方は、美しい原石に出会ったときに、
「自分がここから宝石を取り出し、カットして研磨することによって、この原石の美は失われてしまうのだ」
と感じて悲しくなることがあると聞きます。

 加工前の原石の美しさを、周りの母岩とともに留めたものは、まるで風景のジオラマのようで、日常を離れた孤高の美を思わせます。
中には、白色光と電球光とで、わずかながらカラーチェンジする原石もありました。

 

 

 

2.コミックに登場した宝石たち
 Karatzさんは、二ノ宮知子さんの連載中のコミック「七つ屋志のぶの宝石匣」に協力していて、一角をその紹介に充てていました。(昨日ご本人も会場に見えられたそうです。


 今回の展示で、お店の方が強くプッシュされていたのが、海の色のような青いアパタイトです。

 これはコミック15巻に登場しています。インクルージョンがある宝石を取り上げて、よく見ればそれがどれほど美しいかを語っていて、私の好きな回です。
そのお話で実際に登場したアパタイトが写真のものです。

 

 

3.甲州切子カットの宝石たち

 シミズ貴石さんのオリジナル作品のコーナーです。歴史のある山梨県の切子細工の技法を用いて宝石ルースを加工しています。

 見慣れた宝石が、カットの妙で見違えるようになるのが素晴らしいです。
 前回のポップアップストアでも同じコーナーがあり、私はシトリン(黄水晶)のスターインカットを購入しました。

(前回の様子は以下のとおりです
http://gemlover.han-be.com/Event/E20220819.htm

 

 

4.オマケ

 Webアンケートに答えて「バイカラーゾイサイト」をかたどったクッキーをいただきました。

 前回来たときはペリドットのクッキーをいただきました。姿だけでなく味も良かったです。

 

 

5.オマケのオマケ
 帰り道有楽町の路上をハクセキレイが歩いていました。

 都会で人慣れしたのか、近距離でしたが逃げる気配はありませんでした。

 

 

 

【本日のお散歩】

暖かい朝で、散歩日和でした。
とはいえ、朝の散歩は遠出をしないで帰ってきました。